頭痛外来について

概要

日本人の3~4人に1人は、いわゆる頭痛持ちといわれています。頭痛の症状には、内科の病気、脳外科関係の病気、整形外科の病気などが隠れている場合が少なくありません。
また、風邪をひいて熱が出ると頭が痛くなることがありますが、知らず知らずに髄膜炎を起こしていることも稀ではありません。風邪とはいえ、病院に受診されることをお薦めします。

診察日

診察日
●(午前)

【担当医】岩尾(九大医師)

頭痛の原因は?

いろんなタイプの頭痛があります。

頭痛の原因は様々です。頭痛はあまりにも日常的な症状の一つですが、その種類は実に170種類にもおよびます。
この頭痛の原因とされるのが、「筋肉」「血管」「神経」の3つ。これらの関与の仕方によって、様々な頭痛が起きます。
なかでも、『肩こり』の人に多く見られる筋肉の関与が大きい緊張性頭痛は、日常的な頭痛の代表で5人に1人以上が持っているといわれています。『眼精疲労』からくる頭痛もこの場合が多いとされています。
血管の関与が大きい偏頭痛は11人に1人程度とされています。

「くも膜下出血」といわれる病気は聞いたことがあるかと思います。この病気は、頭の血管にコブ(瘤)ができて、そのコブが破裂して起こる病気です。
この場合の病気は、突然の頭痛で、症状は金槌で殴られたような激しい頭痛が生じます。この頭痛は非常に命にかかわる病気です。

受診・検査の流れ

頭が痛い原因を神経内科専門医による診察、画像診断検査や採血による内臓疾患のスクリーニング検査などにより病気を解明し治療にあたります。

治療を進める上で問診は大きな参考になります。
診察の際に医師からたずねられるのは以下の項目です。

  • どのくらいの頻度で起こりますか
  • どのような痛みを感じますか
  • 痛みはどの程度ですか
  • どんな時にひどくなりますか
  • 頭のどの辺りが痛みますか
  • 頭痛のほかにどんな症状がありますか
  • 家族などに頭痛持ちの方はいますか
  • 最近、睡眠や休養をとっていますか
  • 治療中のお薬などを服用していますか
「たかが頭痛、されど頭痛」といわれる所以はここにあります。
頭痛をあなどらず、専門医の治療を受けましょう。

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