病棟のご案内

当院では、地域包括ケア病棟、障害者施設一般病棟、医療療養病棟、介護療養病棟があります。
疾患や症状等に応じた安心・安全な看護、介護サービスの提供ができるよう、看護職・介護職等職員一同、より一層努力いたします。

1病棟(地域包括ケア病棟:地域包括ケア病棟入院料1)…40床

  • 救急病院(急性期病院)からの治療継続・リハビリ・在宅準備のため
  • 高齢者、障害者施設からの治療・リハビリ・施設復帰のため
  • 外来からの検査、治療、リハビリ、教育目的
1病棟 看護体制
看護配置基準 13:1看護
看護方式 固定チームナーシング(受持ち制)
PNS:パートナーシップ・ナーシング・システム
勤務体制(二交代制)
日勤 8:30〜17:00
早出(介護士1名、リハビリ1名) 7:00〜15:30
遅出(看護師1名、介護士1名) 10:30〜19:00
夜勤(看護師3名) 16:00〜翌9:00

患者さまが住み慣れたご自宅で暮らせるよう、在宅復帰を目標に設定し、入院医療から在宅医療までサポートいたします。
病棟所属のリハビリスタッフ(専従)・医療ソーシャルワーカーがおります。
在宅生活への具体的課題を1つずつ一緒に解決していきます。

2病棟(一般病棟:障害者施設等入院基本料)…42床

障害者施設加算一般病棟とは、神経性難病患者・重度の肢体不自由者(脳疾患・認知症は除く)・意識障害者などの方が治療継続、リハビリ、医療管理を受ける病棟です。
当病棟は、7割以上の方が上記の対象となります。

対象となる疾患および障害者レベル

  • 神経性難病
    • パーキンソン病、脊椎小脳変性症状、重症筋無力症、進行性核上性麻痺、筋ジストロフィー等
  • 重度肢体不自由者
    • 肢体不自由障害者手帳1または2級
  • 意識障害者
    • 意識レベルJSCがⅡー3以上、またはGCSで8点以下の状態が継続されている方
    • *JSC(Japan Coma Scale)…日本で主に使用されている意識障害の深度レベル
    • *GCS(Glasgow Coma Scale)…国際的に広く使用されている評価分類レベル
2病棟 看護体制
看護配置基準 10:1看護
看護方式 固定チームナーシング(受持ち制)
PNS:パートナーシップ・ナーシング・システム
勤務体制(二交代制)
日勤 8:30〜17:00
早出(介護士1名) 7:00〜15:30
遅出(看護師1名、介護士1名) 10:30〜19:00
夜勤(看護師2名、介護士1名) 16:00〜翌9:00

「笑顔・思いやり」をモットーに、一人ひとりを大切にする看護理念のもと、患者さまやご家族さまの思いやご希望にお応えできるよう、日々努めております。

3病棟(医療療養病棟:療養病棟入院基本料1)…30床

医療区分2・3の方が8割を占める重度医療療養病棟です。
厚生労働省の定める医療区分で毎日判定しています。

医療区分
区分 重症度 状態・医療処置など
医療区分1 軽度 医療区分2・3に該当しない
医療区分2 中度 指定された疾患、難病
痰の吸引が1日8回以上、悪性腫瘍で疼痛コントロールが必要
血糖チェック(1日3回以上の血糖チェックを7日間のうち2日間以上実施)
皮膚潰瘍のケア、発熱又は嘔吐に伴う場合の経管栄養など
医療区分3 重度 医師および看護師による24時間体制での管理が必要とする状態
発熱を伴う場合の気管切開、気管内挿管のケア
中心静脈栄養(悪性腫瘍等により栄養摂取が困難な場合)、24時間持続点滴
酸素療法、パーキンソン病関連でヤール重症度3以上の方など

医療療養病棟における診療報酬について、医療区分とADL(日常生活動作)区分により患者を分類し、その組み合わせにより評価を行います。

3病棟 看護体制
看護配置基準 20:1看護|20:1介護
看護方式 固定チームナーシング(受持ち制)
PNS:パートナーシップ・ナーシング・システム
勤務体制(二交代制)
日勤 8:30〜17:00
早出(介護1名) 7:00〜15:30
遅出(看護師1名、介護士1名) 10:30〜19:00
夜勤(看護師2名) 16:30〜翌9:00

一人一人の患者さまが、安心して入院生活を過ごせるように、看護・介護スタッフが受け持ち体制で個別対応させて頂きます。

水戸病院介護医療院…51床

介護医療院とは、2018年4月の第7期介護保険事業計画に則り、新たに法定化された施設で、当院では令和元年8月に、介護療養型医療施設に代わり、介護医療院へ転換しました。介護サービスは、65歳以上もしくは40歳以上で特定疾患などんがあり、要介護認定を受けている方のみが受けられるものです。
介護医療院は「重篤な身体疾患を有する方や身体合併症を有する認知症高齢者の方等に長期療養等を行う」ことを目的としており、要支援1~2の高齢者が利用することはできません。入院手続きは、申し込みから面談・主治医意見書・診断書を通じて、本人の健康状態や介護度を審査し判断を行っています。減額認定対象施設のため、医療ではなく介護保険でのお支払いとなります。

介護医療院 看護体制
看護配置基準 25:1看護、20:1介護
看護体制 固定チームナーシング(受持ち制、一部機能別)
勤務体制(二交代制)
日勤 8:30〜17:00
早出(介護士1名) 7:00〜15:30
遅出(介護職2名) 10:30〜19:00
夜勤(看護師2名、介護職1名) 16:00〜翌9:00

介護医療院では、脳疾患や心疾患、肺機能障害、接食嚥下障害、または認知症やターミナルの方など、介護度4〜5の方々が入院しておられます。

レクレーションとして、月に1回誕生会やおやつバイキング、また四季折々の七夕会、クリスマス会、豆まきなどを催しております。

医師や看護師、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャー、その他リハビリ、管理栄養士等の多種のスタッフと合同カンファレンスを開き、患者さまやご家族のニーズに出来る限り応えられるよう、病棟スタッフ全体で目標を設定し、統一した質の高い医療を提供できるよう心がけています。