新型コロナウイルス感染症の正しい理解のために

日本医師会からの情報を元に作成しております。

昨年12月に中国の武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症は、国内でも指定感染症とされ、さまざまな対策が取られていますが、クルーズ船での集団感染のほか、一部地域には小規模クラスター(集団)感染が把握され、全国的に感染が懸念されています。
この感染症の現時点での正しい情報を知って頂くことにより、今以上の感染拡大を防ぐことが期待できます。

新型コロナウイルスの感染の仕方と感染力

新型コロナウイルスの感染には、咳やくしゃみなどによる飛沫感染とウイルスが付着したドアノブなどを触ることによる施食感染があります。
感染力は、現時点ではインフルエンザと同じくらいと言われています。

診断と治療

診断は、PRC検査によるウイルス遺伝子の有無で行われます。(水戸病院では検査できません)

治療は現時点では特に有効な薬はなく対症療法が行われます。
強いだるさ、息苦しさ、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上(高齢者や基礎疾患などのある方は2日程度)続く場合は、保健所(粕屋保健所:092-939-1746)にご相談ください。
新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、指定の医療機関への受診のご案内があります。

重症化する方の傾向

現時点では、明らかではありません。
しかし、高齢者や糖尿病、高血圧、喘息などの持病のある方は重症化する傾向があります。

廃棄物の取扱いとリネン・衣類などの洗濯

廃棄物の取扱い、リネン類、衣類などの洗濯は通常通りで良いことになっています。
ただし、タオルなどは共用しないようにしましょう。