お風呂の効用

温浴が日常の生活習慣として根付いている日本では、暑い季節や寒い時期でも欠かせないのがお風呂です。
入浴をおおいに楽しみ健康増進にもつなげましょう。

入浴のさまざまな健康効果があります

入浴を好む日本の社会、「シャワーだけでは物足りない」「お風呂に入ると1日の疲れが吹き飛ぶ」という人が多いのではないでしょうか。
しかし、近年では欧米の生活スタイルが入っている時代。早く汗を流せるといった利点もありますが、入浴には温浴効果(身体を温め、痛みやコリを和らげる)や清浄効果(皮膚の汚れや老廃物を落とし新陳代謝を高める)など、様々な効用があることが知られています。

疲労回復 水圧の影響で血行が改善し、疲労物質の排出がうながされます。半身浴・足湯でも同様の効果があります。
安眠作用 37~39℃のお湯に10分つかると副交感神経が刺激されて筋肉がゆるみ、精神的緊張もほぐれて安眠できます。
温熱効果 皮膚が温まると血管が拡張し、血液量が増えます。温かい血液が全身をめぐると体温が上がり、コリがほぐれます。

気持ち良い入浴をお勧めしたいのですが、入浴時の脳卒中や心筋梗塞・転倒などを予防するため、次のような注意が必要です。

入浴事故を防ぎましょう

  • 42℃を超える熱い風呂は避ける。
  • 浴槽への出入りはゆっくりと。
  • かけ湯は心臓から遠い場所(手足等)から。
  • 食後すぐの入浴は控える。
  • 飲酒後には入浴しない。
  • 寒い時期は入浴前に浴室暖房を。
  • 手すりや滑り止めをつけて安全確保を。


健康や熟睡効果を期待するときは、ぬるめのお湯にゆっくりとつかってリラックスするのがポイントです。発汗や消費カロリーが増えて美肌・ダイエット効果も高まります。
浴室用のラジオやテレビ、ブックスタンドなど、長風呂を楽しくしてくれる様々なグッズを利用してはいかがでしょうか。